創界神スサノヲの協力により緒戦を勝利で飾ったアレックスたちの元に、「アマハラ」の重要人物、スサノヲの兄でもある、『
創界神ツクヨミ』が訪れていた。しかし――
- 創界神ツクヨミ
- 「ほう、アマハラを軽んじるか。……歴史の重みを弁えぬ者たちの、なんと悲しきことか」
彼は、「アマハラ」主導の同盟を主張するが、
創界神ブラフマーを筆頭とする「インディーダ」の者たちはあくまで対等を望み、双方歩み寄る様子がない。そんな中、ついにゼウス=ロロとスサノヲが戦端を開いたとの一報が入った。
交渉は中断。ツクヨミは兄弟であるスサノヲの元に向かった。
一方、「アレックス協定軍」勝利の報は、内通者により残留組の元へも伝えられていた。状況の変化を知り、
創界神ホルスはついに反旗を翻すことを決断。残留組の監視者である
創界神ヘルメスに戦いを挑んだ。
創界神トトをはじめとする「エジット」の
創界神に加え、「オリン」の
創界神アテナ、さらに、ゼウス=ロロのやり方に疑問を抱いていた
創界神アポローンと
創界神アルテミスたちも味方につき、ホルス率いる反乱軍の勝利は万全かと思われた。
ところが、味方だと思っていた『
創界神アヌビス』の裏切りにより、ホルスの軍は内部からズタズタにされてしまう。
- 創界神アヌビス
- 「斬り捨て御免。――それが、真にエジットを救う道なれば」
このアヌビスの行動により戦況は混乱を極め、ホルスたち反乱軍の崩壊は時間の問題かと思われた。しかし――
- 創界神ヘファイストス
- 「アイツの言う通りになった……。俺は、武具を作っているだけで良かったのに……」
戦線の崩壊を救ったのは、突如として現れた「オリン」の『
創界神ヘファイストス』だった。アヌビスがホルスを裏切ったのと同様に、ヘファイストスもゼウス=ロロを裏切ったのだ。
結果、裏切りの戦場を勝ち残ったのは、ホルスたち反乱軍であった。
彼らは傷が癒えるのを待たず、アレックスたちとの合流を果たすべく、すぐさま移動を開始したのだった。
しかし、裏切りの連鎖はここで終わりではなかった。
ツクヨミを追うように戦場に駆けつけたアレックス。彼女たちを迎えたのは、まさかの
創界神であった。