検索
メニュー閉じる
メニュー閉じる

契約編:真の世界観 第3章

  • #世界観
  • #契約編:真
世界観

契約編:真の世界観
第3章

ウラノス率いる原初神群本隊の侵攻が始まった。ウラノスの傍らにはガイアと、アプロディーテの姿が見える。ウラノスの挙兵に呼応し、各地での原初神群の動きも活性化している。
オリンはハデスが直々に全軍の指揮を執る形でこれに対抗。ポセイドン、デメテール、アルテミス、ディオニュソスは各地で応戦しており、前線はヘラに任された。
創界神グランウォーカーヘラ
「ふふ……ハデスの指揮ゆうんは気に食わんけども、ウチはウチでやることはやるでぇ……」
ダンはアポローンの軍団を任され、オリンの一翼を担っている。
契約者ダン
「アポローン、この軍、ありがたく使わせてもらうぞ」
一方、ヘファイストスはこの戦いには参加せず、単身、アプロディーテの元へ向かった。
創界神グランウォーカーヘファイストス
「ディーテ、なんで僕を……僕たちを裏切ったんだ……」
対峙する両軍。原初神群は「星壊獣キマイステラー」と「大幻羅魔獣テュポーデウス」を前面に立て物量で押し潰そうとしてくる。ヘラはそれに魔界の軍団で対抗した。しかし、巨大な2体のスピリットの勢いは止まらず、戦線の維持もままならなかった。他の場所で戦う創界神グランウォーカーたちも苦戦しているとの報告が相次ぐ。
そんな中、キニチ・アハウ、フラカン、ククルカン、テスカトリポカのウルリカの軍団が現れ、テュポーデウスを包囲した。
創界神グランウォーカーキニチ・アハウ
「苦戦してるみたいだな。ここはおれたちに任せな!」
原初神群の一翼を支えるテュポーデウスをウルリカ軍が受け持ってくれたおかげで、ヘラの魔界軍も動きやすくなる。しかし、各地の戦況は未だにオリンの劣勢であった。
しかし、オリンの司令部では、ハデスが顔色一つ変えずに司令を下している。ハデスの指示は的確で、戦場を拡大することなく、コントロールしている様だった。そこへ、新たな報が届く。『ケルティカ連合』を名乗る一軍が参戦を表明してきたのだ。
創界神グランウォーカーブリギット
「ワタシはケルティカの創界神グランウォーカーブリギット。友人であるトアの願いにより、勝手ですが、助太刀致します!」
契約者トア
「ダン、あたしも神世界に来たよ!」
未知の勢力の参戦で、一時的に戦場が混乱するが、ハデスは迷わずに攻撃命令を下す。ケルティカ軍が現れたのは、原初神群を横撃できる位置だったのだ。その機を逃さず、ダンはトアと協力してキマイステラーへ攻撃を仕掛ける。
トアと契約したブリギットとその締皇スピリット「銀輪神機アリアンロッド」の力はすさまじく、終始キマイステラーを圧倒、最後は「バイナレイター・ブレイズ・グロウ」と協力し止めを刺した。
ダン軍勝利の報はヘルメスにより瞬く間にオリン中に伝えられる。その一報によりオリンのスピリットたちは勢いを取り戻し、各地の戦況が好転していく。しかし、その流れをただ指をくわえて見ているウラノスではなかった。前線に姿を現すと、巧みな話術でヘラをおびき寄せた。
創界神グランウォーカーウラノス
「ゼウスのいないヘラなど、ただの小鬼にすぎぬわ!」
創界神グランウォーカーヘラ
「ほう、いうたなぁ。今そこにいったるわっ、アホンダラぁ!」
ウラノスの安い挑発に、ヘラはハデスの制止を振り切り突出してしまう。ウラノスはその機を逃さず、自身の最大戦力「頂天神帝カイルス・グリフォン」を繰り出す。ヘラも「魔界天女ディエスドール」で応戦するが、周りは原初神群のスピリットに囲まれてしまっている。
絶体絶命のヘラ。その包囲網を、トアとブリギット、そして、ダンが打ち破る。
創界神グランウォーカーウラノス
「はっはっはっ、面白い! かかってきたまえ契約者よ!」
つづく
契約編:真 プロローグ