1/28(土)に『契約編 第4章 ビヨンドエボリューション』が発売となります！
『ビヨンドエボリューション』は「相棒無頼ヴリック」、「相棒猫フェルマ」、「放浪者ダンのブレイドラ」の３体の「契約スピリット」が新登場するほか、「契約者カイ」をサポートする強力なオラクルスピリット「ザ・ジャッジメント」が登場し、それに対抗する形で「放浪者ダン」の契約スピリットたちを新たな力《超契約煌臨》を持ったカードとして収録いたしました。

「契約者カイ」の「契約スピリット」もいよいよ最後の2体となりました。白の「契約スピリット」である「相棒無頼ヴリック」については、まずアタックでカウントを増やしていくタイプの契約スピリットであるということが必要でした。そのうえで近年あまり扱っていないテーマとして【毒刃】に代表される「裏向きのカード」にフィーチャーした効果を白に取り入れたいということが決まりました。「契約スピリット」に「裏向きのカード」を入れていくことでこれまでの「契約スピリット」になかった動きができるということ、また「裏向きのカード」を介することで白の苦手分野としているドロー能力を疑似的に補うことができる可能性があることからこのテーマを設定しました。

一方でイラストのテーマとして「相棒機スターク」が近未来的なメカだったことから、その対比として「ヴリック」は無骨なスチームパンク的なメカをテーマとして設定しました。「裏向きのカード」はギミックとしては面白い効果である一方で、「裏向きのカード」が何なのかがわかりづらくプレイが直感的ではないという弱点があります。それを補うために例えば、【毒刃】では「裏向きのカード」を「毒」に見立てることで相手スピリットに毒を撒いていくイメージがわかりやすくなっています。今回の「ヴリック」では「裏向きのカード」を「弾」に見立てることで「弾を込める」、「発射する」というイメージをもたせ、さらにそれぞれに【装弾】、【早撃】という効果名を設定することで、イラストと合わせてより効果をイメージしやすく、ギミックを直感的にわかりやすいものにいたしました。

「ヴリック」は実は初めての「ブロック時にもカウントを上げることができる契約スピリット」でもあるので、相手の攻撃を耐えながらカウントを上げて、【装弾】した弾を駆使して最後は「銃皇機神ガンズ・マーヴリック」の【早撃】で相手のライフを撃ち抜いて勝利を掴み取ってください。

一方、もう1体の契約スピリット「相棒猫フェルマ」もアタック時にカウントを上げるタイプでありつつ、一撃で勝負を決めるいわゆるワンショットキルを目指すコンボタイプのデッキとしてデザインを行いました。また、何らかの「数字」を参照した効果を持つことがテーマとしてありました。

「フェルマ」デッキの特徴として召喚した回数を参照して発揮する効果をバトスピとしては今回初めて採用いたしました。この効果を採用するにあたって開発陣の中で様々な議論がありました。召喚回数そのものはフィールド上を見て瞬時にわかるものではないため、「フェルマ」を使っているプレイヤーだけでなく、対戦相手も「フェルマ」側の召喚回数に注意を払う必要があり、お互いの認識の齟齬があった場合などプレイ上の問題がある可能性があります。この効果は、難易度は少し高いものの、これがプレイヤーに受け入れられれば今後のデザインスペースが広がる可能性があり、挑戦する価値があると考え採用いたしました。また、バトスピも15周年を迎えプレイヤーの中心も小中学生だった当初から20歳前後になってきたことで、過去難しさという点で採用していなかった効果も現在なら問題なくプレイできると考えています。バトスピとしての新たなチャレンジであるため、これについて実際に遊んでみての感想やご意見がございましたら是非アンケートでお聞かせ願えますと幸いです。

そんな、「フェルマ」デッキは条件を満たせば最後は相手にほとんど何もさせずに一撃で相手に勝利することができる爽快感のあるデッキに仕上がっていますので是非実際に遊んでみてください。

そして、キャンペーンとして「放浪者ダン」と共に旅をしてきた「ブレイドラ」がいよいよ「放浪者ダンのブレイドラ」として「契約スピリット」になって登場いたします。前回のレターでも予告した「ブレイドラ」といえば・・・の効果として召喚した際に上に置くコアを「放浪者ダンのブレイドラ」から使用することでカウントが増える効果を採用いたしました。この効果でカウントを上げつつ、次々に小型スピリットを召喚しながらネクサスやミラージュの効果で《契約煌臨》していって勝利を目指す、「相棒鳥フェニル」とは異なるウィニー型のデッキになっておりますのでこちらもお楽しみに！また、効果ではありませんが初の0コストの「契約スピリット」となりますので、0コストであることを利用した使い方もあるかもしれません。

さらに「放浪者ダン」の「契約スピリット」6体の《超契約煌臨》の姿がキャンペーンカードとして登場いたします。《超契約煌臨》は通常の《契約煌臨》よりも《煌臨》条件が厳しい代わりに、トラッシュからでもソウルコアを回収することができる他、「グロウ・カイザー」などのBS60のXレアの効果を引き継ぎながら、新しい効果が使えるようになっております。ぜひ、「放浪者ダン」の「契約スピリット」たちの新しい力をデッキに入れて体感してみてください。

その他にも、「契約者カイ」の「契約スピリット」デッキを強化する「オラクル二十一柱 XX ザ・ジャッジメント」や「オラクルXX オーバージャッジメント」、複数の「契約」の系統を持つ「炎空ノ絆神フラグジャッジメント」など注目カードが盛りだくさんの商品となっております。「絆神」に関しては今後サイクルとして他の色にも登場する予定となっておりますので登場をお待ちください。

また、次回の禁止・制限改訂に関しましては『ビヨンドエボリューション』の発売後の環境も踏まえまして、『バトスピチャンピオンシップ2022』の決勝トーナメント以降の発表を予定しております。それまでは『ビヨンドエボリューション』の新規カードによるゲーム上のバグなど、緊急性のあるものが発見されない限りは行う予定はございません。前回のレターでお伝えした要注意カードを中心に引き続き使用率や勝率の確認を継続して行っております。

『ビヨンドエボリューション』で「契約編」としては一度締めくくりとなり、来年度からは新たに「契約編:界」がスタートいたします。新シリーズでは引き続き「契約カード」を中心としたゲームをお届けできればと考えており、例年追加していた「新ギミック」に当たるものは導入しない予定です。「新ギミック」はゲーム環境を大きく変えたり、話題作りとして必要なものですが、一方で新しいルールや遊び方をバトラーの皆さんに覚えていただく必要があり負担になる可能性があるものでもあります。現在の「契約編」のゲーム環境はバランスの取れた様々なデッキが活躍することができる環境であると考えており、新シリーズに当たって「新ギミック」は必要ないと判断いたしました。

「契約編:界」では引き続き「契約カード」が中心となりますが、新たな要素として「ブレイヴ」と組み合わせたカードが多数登場する予定です。どのような「ブレイヴ」が登場するのか、そしてどんな効果を持っているのか、ぜひ楽しみにしていてください。また、「契約編:界」では15周年ならではの施策もご用意しておりますので詳細をお待ちいただけますと幸いです。

3/25にガンダムコラボ第4弾となる『コラボブースター ガンダム 魔女の覚醒』が発売となります。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』からは「ガンダム・エアリアル(改修型)」といった、前弾『魔女の切り札』未収録の機体が参戦し、「学園」デッキの構築の幅が広がります。そしてその他の作品の新規カードも登場いたします。さらに、ここからでもバトスピが始めやすいよう、これまでのコラボブースターで登場した『機動戦士ガンダム UC』『機動戦士ガンダム 00』『機動戦士ガンダム SEED』から再録カードが39種登場いたします。また、再録カードは既存カードとは異なるイラストで収録いたしますのでイラストにもご注目ください。
そして、すでに発表させていただいた通り、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』からは「ストライクフリーダムガンダム」がいよいよ参戦いたします。収録を楽しみに待ってくださっていた皆様お待たせいたしました。さらに、「ストライクフリーダムガンダム」をはじめとするいくつかの新規カードには別イラストのパラレルバージョンもご用意しておりますのでデザイン公開をお待ちください。

1/22に大阪、1/29に東京で『バトスピチャンピオンシップ2022 バトル オブ リベンジャーズ』を開催させていただきました。どちらの会場でも大変多くの方にご来場いただきまして誠にありがとうございます。
『チャンピオンシップ』決勝への権利をかけた大会ということで非常に白熱したバトルを見ることができ、会場全体が熱気で包まれていたと思います。また、サイドイベントや物販も盛況でバトスピを楽しんでいるバトラーの皆様を直接見ることができとても感慨深かったです。
また、会場物販に関しまして、『オフィシャルカードスリーブEX』全6種がご好評いただき、運営の想定よりも早期に売り切れとなってしまいました。皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。こちらの商品に関しましては今後の一部のオンラインイベントやプレミアムバンダイなどでも販売をさせていただきますのでそちらでお買い求めいただけますと幸いです。

こちらが、大阪会場・東京会場の全体とTOP32のデッキ分布図になります。
使用率に関しては『相棒鮫シャック』を採用した「蒼波」デッキが頭一つ抜けてTOPとなり、それに『バトル オブ チャレンジャーズ』の優勝デッキでもある「赤白アマテラス」デッキ、『月光龍ストライク・ジークヴルム』を採用した「銀零」デッキや、「エヴァンゲリオン初号機」デッキが続く形となりました。その他にも採用人数が10～20名程度のデッキが数多くあり、様々なデッキが持ち込まれました。

各ブロックでTOP16に残ったデッキも同様に様々なデッキタイプが存在しており、『契約カード』を使用したデッキが環境の中心にありつつ、それらに対抗する形で『契約カード』無しのグッドスタッフ系や、『真・転醒編』以前のデッキが存在しているメタゲームになっているのかと思います。

『バトル オブ リベンジャーズ』のメタゲームを踏まえて、現在のゲーム環境は我々の想定以上に様々なデッキが活躍できる健全な環境であると考えております。「蒼波」デッキが使用率としては一番高い状況ではありますが、この使用率は禁止・制限といった観点から問題視する必要はないと考えております。また、「赤白アマテラス」や「導魔」といった『真・転醒編』以前のデッキを現在も好んで使用してくださる方がいて、現環境でも活躍できていることは素晴らしいことです。グッドスタッフ系デッキに関してもバトラーの皆様の構築力や発想、経験の賜物であり、これらの活躍に関しても大変喜ばしく思っております。この環境を維持しつつ、新たなカードが活躍できる商品づくりを目指して参ります。

いよいよ来月に迫った『バトスピチャンピオンシップ2022』決勝トーナメントは『契約編 第4章』が使用可能になった新しい環境でのバトルになりますので、デッキやメタゲームがどのように変化していくのか私たちも大変楽しみにしております！

来月、2/19に初となるバンダイ他TCGタイトルとの合同イベント『バンダイカードフェス 2023』が開催となります。バトスピでは「契約WINNERカード争奪！ レベルアップガンスリンガー 契約杯」を開催予定となっておりまして、久しぶりのレベルアップガンスリンガー形式の大会になっております。レベルアップガンスリンガーはガンスリンガーをしながら、上のレベルへの到達スピードを競うイベント形式となっており、レベル1のバトルエリアで3勝した参加者はレベル２に進むことができ、その後3勝したらレベル３へ、レベル3で1勝したら決勝トーナメント進出となります。決勝トーナメント進出者は先着で最大32名となりますので、普段のスイスドローとは異なる速さを追求したデッキでぜひ挑戦してみてください。決勝トーナメント進出者決定後はそのままフリーのガンスリンガーイベントに移行しますので、ぜひ沢山バトルを楽しんでいただけたらと思います。

• ※完全事前応募制のイベントとなっており、既に応募は締め切ってしまっておりますので予めご了承ください。

また、『バンダイカードフェス 2023』と同日に、『バトスピチャンピオンシップ2022』の国内決勝トーナメントも実施いたします。いよいよ今年度の日本一のバトラーが決定いたします。3月に実施予定の『アジアエキシビショントーナメント』の出場権を与えられた国内決勝トーナメント上位4名には、アジア各国 ・エリアの代表選手との熱いバトルを繰り広げていただきます。今年度は新型コロナウィルスの影響もあり、アジアNo.1を決めるリアル大会の実施はかないませんでしたが、オンラインでのバトルを通じて日本とアジアのトップによる試合を皆様にお届けできればと思います。

会場で販売予定の『オフィシャル9ポケットバインダー 2023 ホワイト』や『バトラーズグッズセットEX 月光龍ストライク・ジークヴルム/放浪者ダンのブレイドラ』につきましては今後ほかのイベントやプレミアムバンダイなどでも販売予定ですのでご安心ください。
また、『バトスピチャンピオンシップ2022』決勝トーナメントの様子はYouTubeのバトスピ公式チャンネルでも配信予定となっております。番組の最後には『契約編:界』の新商品情報もがっつりお届けいたしますのでそちらもお楽しみに！

先日の『バンダイTCG 2022方針発表会』にて発表させていただきました通り、イベント検索や受付、デッキ構築機能が入ったアプリ『BANDAI TCG＋』をios、Androidにてリリースいたしました。すでに『バンダイカードフェス 2023』の応募や受付を『TCG＋』にて実施させていただく予定となっておりますが、バトスピでも23年春以降の『ショップバトル』などの公認大会や公式大会で運用を開始させていただく予定となっており、大会の申し込みやデッキリストの登録、イベントの受付～対戦組み合わせの発表や結果報告がすべてアプリ上から行えるようになります。また、今後バトルスキー様側のイベント申請も含めてバトルスキーイベントに関しても『TCG＋』でご利用いただけるよう準備を進めておりますのでこちらの実装もお待ちいただけますと幸いです。