日頃よりバトルスピリッツ(以下:バトスピ)を遊んでいただいている全国のバトラーの皆様、こんにちは!バトスピプロデューサーの梨本です。
お久しぶりのプロデューサーレターとなってしまい申し訳ございません。バトスピ15周年ということで、商品やイベントが盛りだくさんの2023年になりました。夏の『バトラーズツアー2023』では全国のバトラーの皆様の様子を直接拝見することができて大変嬉しかったですし、15周年の集大成となる『バトラーズツアー2023 ツアーFINAL東京』ではメタバースも含め、本当にたくさんの方にご来場いただき、皆さんのバトスピ愛を間近で感じました。今月には「契約編:界」のフィナーレとなる『契約編:界 第4章 界導』も発売となりますし、日本決勝にアジア決勝も控えており、15周年はまだまだ続きます。
今回は「契約編:界」シリーズの振り返りに加えて、先日発表させていただいた新シリーズ「契約編:真」のお話をできればと思います。
《『契約編:界 第4章 界導』》
『契約編:界 第4章 界導』が1/27(土)にいよいよ発売となります!
「契約編:界」では年間を通して、「契約スピリット」と「ブレイヴ」の組み合わせによる「契約スピリット」の遊びの拡張、アルティメットの再フィーチャーに取り組みました。前回のレターでも触れましたが、今年度はバトスピとしては珍しい新ギミック無しのシリーズとなりました。例年恒例の新ギミックがないことで残念に思われた方もいらっしゃったかと思いますが、「契約スピリット」を中心としたデッキの拡張性がまだあると感じていたことや、インフレ速度の軽減のために敢えて、新ギミックを導入しないことになりました。
結果として、「契約スピリット」デッキを中心として、様々なデッキが活躍できる環境が年間を通して継続できました。しかし、「契約編:界」で登場したデッキに関しては、「契約編」のデッキと比較して、エンゲージブレイヴの【合体結誓】時効果で本来の色以外の効果を使用できる強みがある一方で、バトルに勝利するためには《契約煌臨》のカードに加えてエンゲージブレイヴも必要ということで、カード必要枚数の要求値が高いことなどからこれらの新規デッキによる環境の大きな変化があまり起きなかった1年になってしまいました。過度に早いゲームスピードを抑えるという当初の目標のため、各デッキの強化幅の調整が難しく、新カードによって環境に与える影響がこれまでと比べて小さくなってしまい、新カードによる環境変化よりもメタゲーム内のデッキ分布による環境変化の方が大きくなってしまったことは、新カードによる新鮮なゲーム体験をお届けするという点では至らなかったと感じております。今回、『界導』で登場する《超契約煌臨》や「ザ・ラバーズ」関連の2種など『界導』は盛り沢山の内容となっておりますので、様々な新規カードによって「契約編:界」の最後の環境が大きく変わっていくことを期待しております。
また、1年間を通して収録してきた「XVレア」の新規イラストレーター様たちによるSECRET版に関しまして、『界導』では「大天使ヴァリエルXV」のSECRET版が諸般の事情により収録が叶いませんでした。「大天使ヴァリエルXV」のSECRET版は次弾以降の商品で別途収録をさせていただきますのでご了承いただければ幸いです。楽しみにしていた皆様には大変申し訳ございませんが、ご理解の程何卒よろしくお願いいたします。
「契約編:界 第4章 界導」で「プチシリーズ」の契約スピリットも出そろい、世界観の物語も佳境に突入いたしました。フィナーレとなる第4章にふさわしい大ボリュームとなっておりますので是非お手に取って遊んでください!
《禁止制限改訂》
先日のネクストプラン発表会でもお知らせさせていただきました通り、次回の禁止・制限改訂は「バトスピチャンピオンシップ2023 アジア決勝」後の3月上旬の告知を予定しておりますので、お待ちいただけますと幸いです。
また、例年行っていた夏~秋ごろの禁止・制限改訂について、2023年も例年同様、改訂についての検討を行いましたが、改訂の必要がないと判断したため実施を見送る形となりました。今後も時期を問わず、ゲーム環境の必要に応じて禁止・制限改訂を行って参りますのでご理解の程、何卒よろしくお願いいたします。
そして、次回の禁止・制限改訂より新たな形式の「禁止ペア」を追加いたします。「禁止ペア」とは同一のデッキに構築することが出来ない特定のカードの組み合わせのことを指します。それぞれのカードは単独であれば通常通り3枚デッキに構築することが可能ですが、それぞれを1枚と2枚などのように組み合わせてデッキに構築することは出来ません。次回の禁止・制限改訂では「ダークタワー」と『メガデッキ 太陽神の顕現』に収録予定の「暗黒の塔」を「禁止ペア」に指定いたします。これは現環境で使用率が高いのに対して現在入手困難で、今後も再録が様々な事情によって難しいことから、その代替として使用可能なカードを制作するための措置になります。また、コラボ商品で登場したカードに関して、今後もこのような形で代替となるカードの収録を頻繁に行う予定はなく、あくまで様々な事情によって再録が困難であり、かつそのカードを所持しているかどうかがゲーム全体に大きな影響を与えると判断した場合にのみ限って代替カードの収録を慎重に行います。初めての対応になりますので混乱される方もいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただきますようお願いいたします。
《新シリーズ「契約編:真」》
2024年度より、新シリーズ「契約編:真」がスタートいたします!「契約編:真」では「契約カード」ギミックから新カテゴリのカード「契約創界神ネクサス」がいよいよ登場いたします。オリンから新たな創界神ハデスが登場する他、『メガデッキ 太陽神の顕現』で登場するアポローンなどこれまでに登場した創界神ネクサスも契約カードとして登場いたします。さらに、新規勢力も登場し、戦いは新たなステージへと移行します。
「契約編:真」も「契約編」シリーズの続編として、「契約カード」ギミックを中心としたカードを展開していく予定です。「契約創界神ネクサス」は新カテゴリのカードではありますが、来年度も大規模な新ギミックの投入は行いません。新ギミックは話題性があり、新しいバトラーの方を増やすことが出来たり、新鮮なバトル体験を提供出来たりともちろん沢山のメリットがありますが、一方でインフレを加速させてしまう側面も少なからずあります。そのため、契約創界神もデッキの力は現環境のデッキたちに対抗できる強さを持っており、インフレが全くないわけではございませんが、今年度15周年を迎えたバトスピをこれからもより長く展開するために、2年連続での新ギミック投入を見送らせていただきました。新ギミックを楽しみにされていた皆様には申し訳ございませんが、契約創界神ネクサスも非常に楽しいカードになっておりますので是非ご期待ください。
「契約創界神ネクサス」カードについては、「契約編」の立ち上げ当初から構想があったカードになります。まずはバトスピの中心である契約スピリットから展開し、後に契約創界神を展開する予定でした。契約創界神は創界神というバトルの基盤になる強力なカードを初手から必ず持っているため、デッキパワーが高くさらに安定したデッキになる懸念がございました。しかし、創界神環境において、「まずゴッドシーカーで創界神を探す」という動きがすべてのデッキで同じものになってしまい、ゲームの展開が単調になってしまっていたという欠点を克服するという大きなメリットが考えられました。そこから、現在の環境のパワーに合わせた様々な調整を行い、契約創界神をリリースさせていただくことになりましたが、どういったものになっているのかぜひ続報をお楽しみにしていただければと思います。
《ガンダムカップ2024》
先日1/13(土)、14(日)の2日間にわたり、バトスピ初の公式コラボイベント『ガンダムカップ2024』を開催いたしました。私たちの想定をはるかに上回るご応募をいただき、急きょ追加開催をさせていただく運びとなりました。初の公式コラボイベントということで、私たちも探り探りの運営となりましたが、結果的に初めてバトスピのイベントに参加していただいた方も多く、ガンダムデッキ限定という限られた環境で普段の大会とは異なる熱いバトルが繰り広げられました。また、ゲストも含めて全員がガンダムファンということでバトルの前後にカードや作品、お気に入りの機体などについて語り合う姿も見られて、実施した甲斐のあるイベントとなりました。今回の『ガンダムカップ』の好評を受けて、他のコラボキャラクターでも同様の大会の実施を検討しておりますので、ぜひご期待いただければと思います。
《バトスピチャンピオンシップ2023》
先週1/21(日)に開催した『バトルオブリベンジャーズ』でさらに3名の猛者が日本決勝の権利を獲得し、残るは2/4(日)に配信予定の『バトスピリーグ』の総合優勝チームで日本決勝に駒を進めるバトラーが出そろいます。環境も4章環境に変化し、さらに白熱したバトルが予想される『バトスピチャンピオンシップ2023』日本決勝は2/11(日)に開催予定です。バトスピ公式YouTubeチャンネルでも熱いバトルの模様を生配信予定ですので、是非チェックしてみてください。
最後に
バトスピ15周年イヤーもいよいよ大詰めです。『契約編:界』のフィナーレの後は、15周年の勢いのまま16年目の『契約編:真』に突入いたします。新シリーズでは「契約創界神ネクサス」を新たにお届けし、契約スピリット環境とはまた違ったバトル環境をお届けいたしますので、ぜひ続報をお楽しみに!
そして、15周年を迎えたバトスピは来年の新シリーズだけではなく20周年に向けて動き出しますので、これからも末永くバトスピをよろしくお願いいたします!
梨本 寛人