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契約編:環の世界観
第1章
原初神群との戦いの後、オリンの各地でスピリットの失踪事件が多発していた。事態を重く見たハデスは、アルテミスに失踪事件の解決を命じる。アルテミスは独自の情報網を持つヘルメスやデメテールの助力を得て、事件を追うことになった。
捜査を進めるうち、事件の裏に原初神群の創界神の1人である、「創界神ニュクス」が関与していることが判明する。アルテミスは、ニュクスの足跡を追い、オリンを離れることとなる。
- 創界神アルテミス
- 「狩猟の女神たるこの私から逃げられると思わないことね、ニュクス……首を洗って待ってなさい」
一方、ダンはヘルメスが集めた情報を元に、神世界東域へとやって来ていた。ヘルメスによると、そこには見知らぬ創界神が流れ着き、同時に多くのスピリットが姿を消しているということだった。世界をひとつひとつ渡り、地道に噂になっている創界神を捜すダンと相棒たち。しかし、望むような成果は得られなかった。オリンの協力を受けての捜索ではあるが、神世界は幾多の世界が存在する広大な世界である。ヘルメスの様な足が無ければ、思うように情報を集めることもままならないのだ。そのような中、ダンの前に武芸者を名乗る創界神が姿を現す。
- 創界神ルー
- 「我はルー、武芸を極めんとする者! うむ、いい面構えだ。我と一手お手合わせ願いたい」
丁寧な物腰に似合わず、有無を言わせぬ勢いで話しかけてくるルーに、ダンは手合わせを了承する。ダンは相棒の中からグロウを選び応戦した。ルーと名乗った創界神が召喚した「百芸の獣王サウィル・ダナーハ」は、「灼熱剣皇ソード・グロウ」と互角の戦いを繰り広げる強力なスピリットだった。
戦いを楽しむかのようなルーに、いつしかダンたちも持てる力をぶつけ合い、互いの限界を試すようなものとなっていった。
そんな中、ケルティカの創界神たちと共に旅立ったトアがダンたちの前に現れる。戦いを止めようとするトアだったが、ヌアザがそれを止める。ダンとルーは憎しみで戦ってはいない。それを見て取ったヌアザは、トアたちと共にこの戦いを最後まで見届ける。この戦いの後、全力で戦ったダンとルーはお互いを認め合ったのだった。
――――――――――――――――――――
ニュクスの痕跡を追っていたアルテミスは、追跡の果てに、ついにニュクスと対峙することになる。
- 創界神ニュクス
- 「お初にお目に掛かります……私はニュクス……世界に騒乱と不和をもたらす者……少し遊んでいくとしましょう……」
捉えどころのないニュクスの姿にアルテミスの矢が空を切る。まるで最初から存在しなかったかのように、すべての攻撃をいなされてしまう。決定打を欠いたままニュクスに翻弄され続けるアルテミス。ニュクスは、神世界に争いの種を蒔くと言い残し姿を消した。
ニュクスを見失ったアルテミス。気付けば、そこは神世界の東域と呼ばれる地域であった。
ダンが向かった先と知ったアルテミスは、ダンとの合流を目指し、さらに東へ進路を取った。
その道中、世界層が揺らぎ、異なる世界が垣間見えるという『異奏現象』が発生する。そこでアルテミスは「異奏世界」から現れた「異奏の超天使アヴリエル」と出会う。
ダンが向かった先と知ったアルテミスは、ダンとの合流を目指し、さらに東へ進路を取った。
その道中、世界層が揺らぎ、異なる世界が垣間見えるという『異奏現象』が発生する。そこでアルテミスは「異奏世界」から現れた「異奏の超天使アヴリエル」と出会う。
- 異奏の超天使アヴリエル
- 「ここで出会ったのも何かの縁だろう。お前にこの新しい異魔神ブレイヴをやろう。ボクのとっておきだ」
異魔神ブレイヴ「月光魔神」という新たな力を手に入れたアルテミスは、異奏の天使たちと協力関係を結び、ニュクスの追跡を再開する。
――そして、神世界東域・アマハラとの緩衝地帯にて、ダン、アルテミス、ニュクスが顔を合わせることになる。
- 契約者ダン
- 「力を貸してくれ、ルー。どうやら、俺にはまだやらなくちゃいけないことが残っていたようだ」
- 創界神ルー
- 「ああ、このひと時、我が槍に賭けて全力で戦うと約束しよう」
- 創界神アルテミス
- 「今度はあの時のようにはいかないわよ。月光魔神の力、見せてあげる!」
- 創界神ニュクス
- 「…………我が愛しのエリス、争いの女神エリス……貴方の力、見せつけてあげなさい……」
契約者トアが見守る中、3人の創界神の戦いが始まる。この戦いは、後に語られる『神生大戦』の発端となる出来事として知られることとなる。
神世界ログ01 編集責任者:フレミア