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2025.02.21
プロデューサーレターvol.15
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日頃よりバトルスピリッツ(以下:バトスピ)を遊んでいただいている
全国のバトラーの皆様、こんにちは。
バトスピプロデューサーの梨本です。
まずはじめに、2月よりお届けを開始しております、
『バトルスピリッツ ディーバ総選挙BOX2024』に関しまして、
本商品に収録している実際のカードの枚数が、プレミアムバンダイ上の商品ページの記載内容と異なるカードがございました。
商品を楽しみにご購入いただいた皆様に、ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
収録枚数が少なかったカードに関しましては、
ご購入いただいた皆様に出来るだけ早くお届けできるように現在、準備を進めております。
詳細に関しては改めてご案内をさせていただきますので、もう少々お待ちいただけますと幸いです。
同様のことがないよう、管理体制を強化して参ります。
今後ともバトルスピリッツをよろしくお願いいたします。
今回の内容について
2025年に入って、『契約編:真』最終章となる『契約編:真 第4章 神王の帰還』の発売、
そして先日の2/15(土)には『バトスピチャンピオンシップ2024 日本決勝』を開催し、
熱いバトルの結果、日本一のバトラーが決定いたしました。
来月3/15(土)、16(日)に開催する『BANDAI CARD GAMES Fest 24-25 in Japan(FINAL)』では
いよいよアジアチャンピオンが決定いたします。
いつものプロデューサーレターでは商品のお話や今後の展開などを中心にお話しをさせていただいておりましたが、今回のレターでは皆様にご説明をさせていただきたい、「ループに関するルール改訂」について詳しくお話をさせていただきます。
2025年度の新シリーズ『契約編:環』については先日の『バトスピチャンピオンシップ2024 日本決勝』の配信内で詳しくご紹介させていただきましたので是非そちらのアーカイブ配信をご覧ください!
ループに関する
ルール改訂について
まずは、先日も公式Xよりお伝えさせていただきました通り、1/18 (土)の『バトスピチャンピオンシップ2024 バトルオブリベンジャーズ』におきまして、「ループ行為」に関するルールの記載があいまいなため、皆様に混乱とご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。
『バトルオブリベンジャーズ』での皆様のご意見を受けまして、「ループ行為」に関するルールの見直しを行いました。基本的なスタンスとしては勝利をするために行う、「ループ行為」に関しては多様なプレイの一環として共存していきたいと考えております。そのために、「ループ行為」の省略を一部認めるなどルールの改訂を行っております。
ここでは、ルール改訂の詳細については割愛させていただきますので、改訂の詳細をまだ確認できてない方は下記のリンクよりご一読いただけますと幸いです。
ルールの裁定と省略についてまた、「ループ行為」に関するルール改訂についても皆様から様々なご意見を頂戴しておりますので、今回はそれらのご意見の一部について運営の見解をお話しさせていただきたいと思います。
まず、今回の大きな改訂の一つである「ループ行為の省略を一部、対戦相手の了承の元、認める」という点についてです。
こちらについて、対戦相手の了承を得ずに、証明が出来れば省略可能にしてほしいというご意見を頂戴しておりますが、「ループ行為」は複雑な手順を踏むものが多く、それらの説明をごまかして不正行為を行える可能性があり、また、バトルに慣れているバトラー同士の対戦なら理解できる内容であっても、初心者の方やそのループを初めて目の当たりする方にとっては理解が難しいものである可能性が高いと考えます。
そのため、不正行為を防止する目的や初心者の方を守る目的のため、現時点では対戦相手の了承の元、「ループ行為」を省略可能とさせていただいております。
次に、「自分の盤面のコアを合計200個までとする」という新たなルールに関してです。
こちらに関しては、コアという物体を使用するゲームルールの関係上、無限という概念を導入することはどうしても不可能であるという前提がございます。また、そのコアをカードの上や、カウントエリアにおいてゲームを進めていくため管理できない膨大な数(1億個など)を設定することもできません。そのため、「ループ行為」を許容する方針とする以上は、ルールの中でコアの上限を設定し、ゲームが円滑に進行できるようにする必要があり、今回新たにコアの上限数を設定させていただきました。
「200個」という個数に関しては、「ループ行為」の結果、そこから別の展開に進むのに充分と考えられる個数で、コアケースなどに入れて持ち運ぶことが出来る個数として設定をさせていただきました。この個数に関してはゲーム環境などによって変更する必要が出てくる可能性もあると考えております。
一方で、今回のルール改訂を逆手にとって、ループの省略をあえて認めずに時間切れによる両者敗北を狙ったり、故意に相手への警告を与えることを狙ったりするプレイが出来てしまうというご意見も確認しております。
まず、ゲームの大前提としてバトルスピリッツの勝利条件は「対戦相手のライフを0にする」か「対戦相手のスタートステップで、 相手のデッキが0 枚である」の大きく2種類(その他に、カード効果による特殊勝利もございます)であり、バトラーは制限時間内にどちらかが勝利しバトルの決着がつくように紳士的にプレイをすることが求められます。
TCGが実物のカードを用いたフィジカルのゲームである以上、デジタルゲームのようにお互いが使用する時間を完璧に管理することや、カードテキストの処理をお互いが全て正しい順番で完璧に処理することはどうしても難しい場面もございます。しかし、TCGの利点としてお互いがコミュニケーションを取りながらゲームを進めることが出来、それこそがTCGの醍醐味の一つであると考えております。
そのため、お互いが気持ちよく、楽しくバトルを進めることが必要で、故意に相手を妨害したり、円滑にバトルが進まないようにしたりすることは反スポーツ的行為とみなす場合がございます。
また、ルールにおいて、上記のような故意の妨害行為や不正行為については厳しく処分をする必要がありますが、例えば初心者の方でルールに詳しくなく、故意ではないが違反行為をしてしまった場合についてはある程度寛容な対応をするべきであると考えております。そのため、ルールに関する表記で「当日のジャッジ判断」とする場合や、「~とする場合があります」といった表現をあえてしている部分もございます。ご了承いただけますと幸いです。
最後に
今回、「ループ行為」に関する大きなルール改訂を出させていただきましたし、先日発表した『バトスピ真界放プロジェクト』でもバトスピ全体にとって大きな変化があると思います。バトスピは17年という長い歴史のあるタイトルなので、これまでなかった様々な変化に驚くバトラーの方もたくさんいらっしゃると思います。
我々はオリジナルTCGであるバトスピをまだまだ皆様に楽しんでいただきたいですし、もっと長く続けていきたいと強く思っております。しかし、長く続けていくためには様々な変化が必要な時もあり、その変化が皆様にとって受け入れられるときもあれば、驚いてしまう内容だったりするときもあると思います。どんな変化だったとしても、運営チーム一同の思いはバトスピを皆様に楽しんでいただきたいという思いですので、その点は我々を信じていただければ幸いです。
3/15(土)『BANDAI CARD GAMES Fest 24-25 in Japan(FINAL)』ではアジアチャンピオンが決定いたしますし、アジアファイナル終了後には『バトスピ真界放プロジェクト』についての発表をさせていただきますので、是非幕張メッセに遊びに来てください!会場でお会いしましょう!
バトルスピリッツ プロデューサー
梨本 寛人