効果の発揮について
各ステップには、カードが持つさまざまな効果が発揮する場合があります。多くの効果は、テキストに指定された特定のタイミングに自動的に発揮するか、任意で発揮させることができます。また、効果の中にはタイミングの指定がなく、常に効果を発揮し続けるものもあります。
効果を発揮する際に、コストを支払う必要はありません。ただし効果によっては、指定された特定の条件を満たす必要があるものもあります。
手札や手元のカードを召喚/配置したり、効果を使うことをカードの「使用」と言います。他の場所で発揮する効果は使用する効果でない限り、使用ではありません。
発揮タイミングの例
「ワルキューレ・スリマ」は3つの効果を持っています。1つ目は『このスピリットの召喚時』に、自動的に発揮する効果です。2つ目はタイミングの指定がなく、フィールドにいる間、常に効果を発揮し続ける効果です。3つ目の効果は『相手のアタックステップ』のフラッシュタイミングに発揮できる効果で、ターン中に1回のみ発揮可能です。
複数の効果が同時に発揮したとき
2つ以上の効果が、同じタイミングで同時に発揮することがあります。その場合は、最初に「A:ゲーム中やターン中やステップの間、ずっと発揮し続ける効果」を解決します。それから、「B:決められたタイミングや条件で発揮する効果」を解決します。
AとBのそれぞれで、複数の効果が同時に発揮する場合は、ターンプレイヤーがどの効果から解決するかの順番を決めてください。このとき、先に解決した効果によって新しい効果が発揮したときは、新しく発揮した効果を先に解決します。
手元のカード
効果の中には、カードを表向きや裏向きで、「手元」に置くものがあります。手元に置かれているカードは手札のカードと同様に、コストを支払って使うことができます。
- 手元は手札とは異なります。手元のカードは「手札を破棄する」などの効果を受けません。
- 手元はフィールドには含まれません。
- 手元に置かれているカードは、プレイシートの外に置くなどして、フィールドのカードと混ざらないように注意してください。
- 手元に置くカードは、効果に「オープン」や「表向き」と書かれていなくても、「裏向きで置く」と書かれていなければ、表向きに置きます。
カウント
効果の中には、「カウント」の数を増やしたり、減らしたりするものがあります。カウントの数は直接ゲームに影響を与えませんが、カードの効果の中には《転醒》のように、現在のカウント数を条件に効果を発揮するものがあります。
「カウント+Xする」効果が発揮した場合、指定された数のコアを、ボイドから自分のカウントエリアに置いてください。同様に「カウント−Xする」効果が発揮した場合は、カウントエリアのコアを、ボイドに戻します。
- カウントエリアはフィールドには含まれません。
- カウントエリアの場所は、プレイ前にあらかじめ決めておきましょう(カウントに関連するカードを用いない場合も、カウントエリア自体は存在しています)。
- カウントエリアに置かれたコアは、カウントに関する効果以外で移動したり、数を参照したり、コストの支払いに使うことはできません。《煌臨》や《顕現》などでも移動できません。
- カウントエリアにボイドからコアを置いても、ボイドからコアを増やしたことにはなりません。
《OC(オーバーカウント)》について
《OC》を持つスピリットは、そのレベルに関係なく自分のカウントがカードに記載された「OC条件」を満たしている間、《OC》を発揮します。《OC》の発揮中は、ブレイヴが合体しているときと同様に、スピリットのに記された+の数値が、BPに加算されます。また、スピリットが【OC中】効果を持っている場合、それを発揮できるようになります。
例えば「緋炎龍皇グロウ・カイザー」は自分のカウントが8以上である間、BPが+10000されます。また、カウントが8以上である間、【OC中】効果を発揮できるようになります。
- 【OC中&煌臨中】効果は、OC条件を満たし、かつ、そのスピリットが煌臨している場合のみ発揮可能です。
重疲労
効果の中には、スピリットやアルティメットを「重疲労」させる効果を持つものがあります。重疲労になった場合、それを示すために上下逆さまに置いてください。
重疲労になったスピリットやアルティメットは、疲労状態と同様にアタックやブロックができません。1回の回復で通常の疲労状態に戻ります。
- 効果以外で、スピリットやアルティメットを重疲労状態にすることはできません。
- 重疲労のスピリットやアルティメットは疲労状態として扱われます。
- 重疲労状態から疲労状態に回復した場合、「スピリット(アルティメット)が回復したとき」の効果が発揮します。