「バトスピ」に、あの“檀黎斗神”が降臨!

9月29日(土)発売の「コラボブースター 仮面ライダー 疾走する運命」では、
なんとシリーズ初の試みとして、実写スチールを使ったカードが登場する。

『仮面ライダーエグゼイド』において大旋風を巻き起こした、
仮面ライダーゲンム=檀黎斗は、バトスピの歴史さえも変えてしまうのか――。

今回は発売を記念して、檀黎斗を演じた岩永徹也さんに突撃インタビュー。
全身全霊で演じた名キャラクター・檀黎斗の思い出や近況などを語っていただきました!

伝説の続き

──『仮面ライダーエグゼイド』の放送が終了して1年。すでに『仮面ライダービルド』も終了し、『仮面ライダージオウ』がスタートしましたが、『エグゼイド』や檀黎斗の人気は健在ですね。今回の企画も、それにあやからせていただきました。
岩永 お話をうかがったら、こういう実写スチールを使ったカードは、この企画では初めてだということで。僕はなんでも「史上初」が好きなので、こうやって取り上げていただけるのは、すごくうれしいです。カードゲーム自体には、僕はあまり詳しくないんですけど、突破口を開く役目は、喜んでやらせていただきます。もう番組が終わってから1年も経つんですね。なんだか、自分ではそんな感じがしないんですよ。
──『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』の三部作もありましたからね。
岩永 そうなんです。それに、『小説 仮面ライダーエグゼイド~マイティノベルX~』の発売も、わりと最近(6月末)でしたから。
──檀黎斗を「演じた」ということで言えば、『トリロジー』がいまのところ、最後ですよね。
岩永 テレビシリーズの撮影が終わって、『トリロジー』の最初の2本を撮って、映画の『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』を挟んで、『仮面ライダーゲンムVS仮面ライダーレーザー』を撮りました。それが去年の10月です。僕は10月16日が誕生日なんですけど、去年は誕生日の前日が『エグゼイド』のファイナルイベントで、当日は九条貴利矢役の(小野塚)勇人くんと『ゲンムVSレーザー』の撮影現場にいたんです。それが31歳の誕生日だったんですが、ちょうど30歳の誕生日も檀黎斗として迎えたので、2年連続で、とても思い出に残る誕生日になりました。
──『トリロジー』はまさに、黎斗が全体の主役と言って良い立ち位置でしたが……。
岩永 素晴らしいラストを描いていただけたと感謝しています。 (宝生)永夢のエグゼイドや、お父さん(檀正宗)のクロノスに倒されるのではなく、最後の相手が貴利矢のレーザーというのが良かったですね。 黎斗というのは、やっぱりこのまま生き残らせておくには危険な人なので、このあたりで一旦、休ませておくのが正解だと思います。
『トリロジー』では本当に、自由に演じさせていただきました。大量発生するゲンムのゾンビゲーマーのアフレコも全部、自分でやりましたから。一人でアフレコルームに残って、いろいろな声の出し方を試したりしながら……楽しかったですよ。
──ちなみに後番組の『仮面ライダービルド』はご覧になっていましたか?
岩永 おかげさまでスケジュールも忙しくて、なかなか観られなかったんですけど、ファンの方がときどき、「いまはこうなっていますよ」みたいなことを教えてくださったりするので、なんとなく状況は理解しています。(氷室)幻徳さんのこととか……。
──仮面ライダーローグ、ですね。
岩永 『エグゼイド』も『ビルド』も、東映のプロデューサーは大森(敬仁)さんなんですけど、大森さんは当初、ゲンムをスタイリッシュに描きたかったらしいんです。 それが、僕が暴走したせいで、黎斗があんなことになってしまって(笑)。だから、『ビルド』の幻徳で大森さんがやりたかったことをやろうとしているのかなと思ったんですけど……。 ファンの方が「黎斗みたいになってきた人がいます!」って。
──なるほど。「黎斗みたい」と言ってしまうと語弊があるかもですが、言わんとすることは分からなくもないです。
岩永 黎斗が何らかの影響を与えたのかどうかは分かりませんけど、もし、そんなふうに思われているのであれば、うれしい気持ちもありつつ、ちょっと恐ろしいです。
──『エグゼイド』が終わってから、ドラマだけでなく、クイズ番組など多方面に進出されていますね。
岩永 どこの現場へ行っても、こちらが「はじめまして」とご挨拶したら「観てたよ」と言われるんです。 それで一気に距離が縮まるので、ありがたいですね。『プレバト!!』では、『仮面ライダードライブ』の主題歌を歌ったり、『仮面ライダーW(ダブル)』の劇場版に出演されたりしていた松岡充さんと、一緒に俳句を勉強しました。 クイズ番組でよく共演させていただくカズレーザーさんは、檀黎斗のフィギュアを予約してくださったそうです。
──仮面ライダーを通じて、輪が広がっていますね!
岩永 面白かったのは、『ウルトラマンジード』に主演した濱田(龍臣)くんが僕と会ったとき「あっ、黎斗神だ!」と言ってくれたんですよ。
──クイズ番組は、岩永さんにはうってつけのフィールドですね。
岩永 僕はもともとクイズが好きで、自分でも勝手にやっていたくらいなんですが、不思議なもので、『エグゼイド』を観ていてくださった方からすると、ギャップを感じていただけているみたいです。ただ、取り組むからには、常に本気です。しっかり結果を出していきたいなと。
それと僕自身が、チャレンジが好きなんです。成功しても失敗しても、経験値が上がるじゃないですか。確実に「得るもの」はあるんです。だから失敗を恐れず、なんでもトライしていく。これからも、その点は変わらないと思います。

『エグゼイド』のライダーたち

──今回の企画では、ゲンムや檀黎斗だけでなく、『エグゼイド』に登場する他のライダーやバグスターたちのカードもラインナップされています。まずは、各ライダーの思い出や、好きなフォームなどについて、おうかがいできますか?
岩永 ゲンムについては、よく言っているんですが、ゾンビゲーマーが好きなんですよ。他のライダーで言うと……レベル1はどれも好きですね。ブレイブは「ビートクエストゲーマー レベル3」が好きなんです。最初に出てくるのが……第6話でしたっけ? あのときに、戦いと並行して、ブレイブがリズムに合わせてポーズを決めていく様子が挿入されるんですけど、あの演出が好きでした。
スナイプのレベル2のデザインは、初期に出揃ったライダーたちの中では、いちばん気に入っていましたね。 前髪みたいなところと、あとマントというかローブというか……。デザインがカッコ良かったです。 レベル3で空を飛べるようになったのも含め、スナイプは良いなと思っていました。スナイプに変身する花家大我については、途中でニコちゃんが登場したのが良かったんじゃないかなって。 彼女がいなかったら、ずっと孤独のままだったのかもしれませんから。レーザーは……自分がバイクになるのは、ちょっと嫌ですね(笑)。 ドラゴナイトハンターZガシャットで、エグゼイド、ブレイブ、スナイプ、レーザーがレベル5になりましたけど、あれはゲンムでもやってみたかったです。 それと、パラドクスのパズルゲーマーは、もっといろいろな戦いを見てみたかったですね。ある意味、いちばんゲームのライダーらしい能力を持っていたように思うので。
──バグスターについては、いかがでしょう?
岩永 最初のころ、グラファイトの強さがどれくらいなのか分からなくて、それこそ、大森さんに確認しながら撮影していた記憶があります。 それによって、戦いのときのリアクションも変わってくるので。ラヴリカは、クロノスに倒されるんじゃなく、ゲンムが倒したかったキャラです。 天ヶ崎恋と黎斗は展開の都合上、ほとんど絡む機会がなかったんですよ。『トリロジー』の1作目『仮面ライダーブレイブ&仮面ライダースナイプ』では、一緒のシーンが少しあったんですけど。

黎斗の背中を追って

──平成ライダーシリーズ第20作『仮面ライダージオウ』について。
岩永 時をかけるライダーというのが、まず面白そうだなと思いました。 好きな題材なので楽しみにしています。あと、前半のゲンムを演じてくださっていたJAEの縄田(雄哉)さんが『ジオウ』では「仮面ライダーゲイツ」を演じるんですよ。 ゲスト出演した飯島(寛騎)くんが、現場で縄田さんと一緒に撮った写真を送ってくれたんですけど、うれしかったですね。 縄田さんからは本当に、いろいろなことを教わったんです。
特に学んだのは、カメラにどう映るのかを考えて演じることでした。最初はそういうことも全く分からなかったんですけど、途中からは変身ポーズやガシャットの見せ方など、常に工夫するようになったんです。
──檀黎斗という、とても強烈な役でドラマデビューを飾ったことで、どんな影響がありましたか?
岩永 僕のことを多くの方に知っていただけたというのがまず大きな影響なんですが、それだけに、その後に演じた役では、同じような芝居にならないようにしようという思いが強いです。 黎斗は黎斗として、ヘンに引きずらないようにしたいと考えています。 でも、どうしても感覚として染みついている部分もあるんですよ。 たとえばドラマで、ナイフで襲われるようなシーンがあるときに、全然怖くないんです。 現実では気をつけなくちゃいけませんね(笑)。
──あんなにライフのある役を演じた人も他にいませんからね(笑)。演じてみたい役、あるいはジャンルとして、やってみたい作品などは?
岩永 興味があるのは脱獄ものなんですよ。 アクションもありつつ、基本的には頭を使って脱獄する。一緒に計画を実行する仲間もいるんですけど、それぞれがお互いのことを信用していなくて、でも同じ目的のために協力する……というような。
──かなり具体的ですね。
岩永 『エグゼイド』もそうでしたけど、現実ではやれないことを作品の中でやるのが面白い。今後も、そういう作品に関われればと思っています。あとはもちろん、クイズ番組などでもがんばりますよ。
──それでは、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
岩永 檀黎斗神がカードゲームにも降臨することになったので、ぜひ、みなさんで楽しんでほしいです。 ゲンムは最終的にレベルビリオン……10億までいきましたが、次に帰ってくるときは100億を目指していますので、そのときまで、待っていてください。 そして僕自身も、黎斗に負けないよう、レベルアップしていきたいです。新しい価値を生み出していけるような存在になるべく、これからもがんばりますので、どうぞ応援よろしくお願いします!

10月5日(金)売りの「ハイパーホビー」にも岩永徹也さんのインタビューが掲載されているので、
そちらもチェックしよう!

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